葬儀に参列しなければならない時期を選ぶことはできません。季節的にこの時期は行きたくはないからといって断ることももちろんできません。そのため、暑い季節や寒い季節に参列しなければならないということは多くあります。
暑い季節も黒の服を着用するのは大変ですが、寒い季節もまた違った大変さがあります。特に夜出かけなくてはならない冬のお通夜はとても寒いので、寒さ対策も必要になるでしょう。昼間に行われるとはいえ、告別式も同様です。
また、喪服は基本たくさん重ね着ができる形にはなっていません。しかも1年中着用可能となっているため、冬に着用するような生地でもありません。ですから、せめて足もとだけでもと考える人は多く、できればタイツを履きたいという人がたくさんいます。
最近はパンツスーツを着る人も多くなっており、それだと多少は楽かもしれません。けれどもやはりスカートの人のほうが多いようですが、冬であっても喪服の場合は基本的にはストッキングが好ましいとされています。しかし、体調がすぐれないなどどうしても寒さ対策をしたい場合には、肌が透けるくらいにの厚さくらいにするほうが良いそうです。
厚手のタイツはカジュアルに見えてしまう点からあまり好ましいとは言えません。寒さがどうしても気になる場合には、前述したパンツスーツの着用が対策のひとつとなるでしょう。厚手のタイツを履いて寒さ対策ができないのなら、コートを長めにという案もあるかもしれません。しかし、これもあまり長いものではなく膝が隠れる程度のものが無難です。